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ネックの調整
曲がったネックをまっすぐに戻すトラスロッドの調整法を説明いたします。
~トラスロッドを調整するにあたってのルール~
・トラスロッドをネックをまっすぐに保つために使用する。
補足:アクションの調整のためではない。
・適切な調整ツールを使用する
・力づくでしない
用語説明:
トラスロッドとはネックの部分に入っている鉄製の棒で、ネックをまっすぐに保つためのもの。
トラスロッドは1/8まわしただけでも、ネックに大きな変化をもたらします。
~Step1~
どの方向にネックを調整しなければならないか調べる。
・座ってギターを弾くときのように構える。
・ギターがチューニングされていることを確認する。
・カポを第一フレットにつける。
もしカポをもっていない場合は、第一フレットを指で押さえても良いですが、少し大変なのでカポを使用されることをオススメします。
・第1弦の14フレットを押さえる
この弦をネックのカーブを見るための定規として使います。
それでは1弦の6フレットの弦の高さを見てみてください。やさしく弦を叩いて弦からフレットまでの高さを確認してください。

ギャップが大きければ大きいほどネックに起伏があるということです。(図Up-bow参照)
6フレット目に少しもギャップがないときは、ネックがまっすぐすぎるとき、もしくは、ネックが弦の引力で反り返っているときです。
(図back-bow参照)
弦の状態が図Typical set upのような場合には、ネックはまっすぐで良い状態だといえるでしょう。
トラスロッドをしめると、ネックがまっすぐになり、結果的に、弦の位置を低くします。弦の位置が低くなることで弾いたときのビーンという音が目立つようになるかもしれませんが、弦の高さはネックではなくナットとサドルで調整します。
~Step2~
・どちらの方向にどのくらいトラスロッドを回すかを考える。
トラスロッドをしめるとネックはまっすぐになり、ゆるめると弓なりになります。
・ナットを回す前にナットに回す前がどこだったかわかるようにマークをつけておく。
こうすることで、やりすぎたときなどに元に戻す基準になります。

~Step3~
・トラスロッドのナットを緩める(半時計周り)。
トラスロッドがどのくらいきつくしめられているか知ることができ、またトラスロッドがどのくらいスムーズに動くのか知ることができます。
・6フレット目のギャップを頭にとどめつつ、調整していく。
ギャップが大きければ大きいほど、ナットを締めていきます。逆にギャップがなければナットを緩めてください。
ほとんどの良いネックでは1/2回転以上まわす必要はないでしょう。まず1/8回転させてください。そしてギャップを確認し、6フレットの弦とネックの間の隙間がほとんどなくなるまでつづけてください(14フレット目を押さえた状態で)。
ただし、力ずくで回すことは禁物です。
~ネックの調整終了~
ネックがまっすぐになったら、演奏してその効果を確かめてください。もしも、初めの数フレットのところにビーンという音を感じたら、少し緩めてまた演奏してみてください。もしそれでも、絶えずビーンという音がするようであれば、そのギターはネック以外にも問題を抱えていると考えたほうが良いでしょう。
わかり易い動画によるネック調整の仕方